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2025年02月23日
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恋をした。

2010年01月08日
 多分幸村に。
 拍手お返事と、続きに幸村とその周囲っぽいテーマの語りがあります。


2010.01.01 03:08 明けましておめでとうございます!いつも楽しみに~
>>お返事が遅くなりまして。今更ですが今年もよろしくお願いします。
 家康のEDは良かったですよねー。スタッフロールのバックで流れるあのシーンが、家康のムービーだとアタリをつけてから、家康は最後(幸村除く)と決めておりました。良くも悪くも家康は精神的に「普通の人」というイメージがあり、桜の下の面々は、ある意味家康が後ろめたさを感じている人たちであると同時に、同志とか仲間意識がある相手なんだろうな、と思います。幸村がいるのは、贖罪と、家康も結局は戦国の武士なんだってことなのだと。あのシーンは多分家康の主観で人物が出来ているので、あの幸村の所作は完全に家康の中の幸村像だと思っております。さすが大御所分かってる! と思ったものです。今回も、「日本一の兵」と幸村を褒めてくれる家康が大好きです。やっぱりお互いがラスボスだったしなぁ。ある意味この二人のコンビも不動ですよね。
 幸村が総可愛がりされてるのが好きなのです。妄想万歳。同意ありがとうございます。心強いです。敵からも一目以上置かれてたりするとニマニマしてしまう。筆頭がそれこそ家康とか忠勝なんですけども。
 コメントありがとうございました。

 秀頼がいると何故か猛烈に感情移入してしまうので、半蔵が天守に出現して速攻で『秀頼、討死に!』になる展開には正直腹が立つんですが、さらに正直に言うとそこからの幸村が素敵過ぎるので幸村シナリオの大阪の陣が大好きです。携帯道具使えなくなるのには、一回目は何事かと思いました。メッセージ見逃してて、バグかとすら思った。その時点で撃破効果全クリアしてるし、全然困らないんですけどね。草履が残ってたりすると勿体無いと思ってしまう。貧乏性です。
 くのいちの章でもそうなんですが、撃破効果の関係上、大阪城篭城組みのシナリオでは、三の丸と南側の敵はわりと序盤で掃討してしまうのが私の進め方なので、あとは政宗に一直線、ということが多い。くのいちの章なんて、『幸村と合流せよ!』のミッションをしばらく無視して、南側の敵を倒すまで幸村に待ってもらってました。だって真田丸にいたほうが安全じゃん。政宗との接触も幸村より早いので、一緒になって閉じ込められたくのいちが政宗ぼこぼこにしてたりとか。
 何より幸村の章では、敗北条件が自身の敗北のみになるのが嬉しい。わりとないんですよね。信長シナリオでちょっとあったような気がしますが、大抵、敗北条件はプレイキャラ以外にある。プレイヤー的にも気が楽だし、幸村としても自分の命以外に気にするものがないなら、恐いものなんてない。ここの敗北条件変更がすごく気に入ってます。
 が、大阪の陣特有の絶望感というかやるせなさは、やっぱり1を越えられない。

 最後の方にやった人たちのプレイレポを書いてないんですが、忘れないうちに幸村のこととか語ってしまいます。

 今作の幸村は、ほんとに隙というものがありませんな。敢えて言うなら1寄りなんですが、2で敢えてああいう幸村を書いたのだとしたら、2での幸村が自身を乗り越えた結果が今作の幸村、とも言えるかもしれません。
 オムニバス形式の主人公みたいな立ち位置だ。例えば笑ゥせぇるすまんの喪黒福三…例えが悪すぎる。しかもちょっとずれてる気がする。万能で最初から完璧で、作中キャラからのアクションではどうにもならないと言うか。実際誰もどうにも出来なかったのが今作の幸村ってことですよね。結末も決して大団円ではないし。狂言回しに近い。ただし幸村は自分でストーリーを動かしちゃうんですけども。

 信長に近いな、と今では思ってます。信長は「死は不可避のもの」だから「生き急がねばならない」と思っていて、周囲を巻き込んでそれを実践してる。幸村は、「死は生の延長線上にあるもの」だから「生き様を示すこと」はイコール「死に様」であると認識してそう。死にたいと思っているわけではないのだけれども、死に場所があれば逃さない。ただあくまでその死に場所は、生き様を示すための道の先にあるものでなければならず、大阪の陣がたまたまその条件に一致したってことなんでしょーか。関ヶ原で三成が負けてなければ、そのときでも良かった気がする。
 三成が関ヶ原で勝っていれば、幸村のための着地点を作ってやれたんでしょうが、大阪の陣では、いくらもののふの意地が立っていても稲姫じゃ着地点を作ってやれなかったんでしょう。政宗もそれは同じ。若い彼らには荷が重いんだと思う。
 可能性があるとすれば家康だと思いますが、家康はどっちかっていうと幸村の方に共感しちゃったんだろうなぁ。あの人も元亀・天正の雄だから。その部分を制して戦国を終わらせたわけで、幸村は家康にとって古き良き時代の思い出みたいなもんですね。戦国の象徴みたいなこと言ってましたっけ? 2で「他は犬として飼いならしたけど幸村だけは狼のままだった」的な台詞があって、そのあたりがぴったりだと思うんですが、出来れば狼も飼い慣らしたかったけど、それが結局出来なかったし、飼い慣らした時点で狼じゃなくなるので、撃ってしまうしかなかったってことなんだろうなぁと。

 しかし2もダテサナだったけど今作も随分ダテサナでした。
 政宗は幸村にどう見られてるのかが気になって仕方がないらしい。それで八つ当たりされる幸村も迷惑な話ですけど(葛西大崎一揆)。で、政宗も色々乗り越えて、辿りついた結果で幸村にプロポーズしたらあっさり断られたという。若さって気の毒…。今回幸村に向かって『時勢』って言わなかった(気がする)政宗は成長したと思う。ほんとに。少なくとも幸村に軽くいなされることはなくなったと思うよ。
 が、政宗じゃ幸村は変えられないし、三成でも変えられない、とは思います。稲姫でも幸村を止めることは無理だけど、彼女と政宗・三成の違いは、稲姫の最終目的が「幸村を死なせないこと」にあるのに比べて、政宗・三成は「自分の力で幸村を変えること」とちょっとずれたというか、下心があるから余計に駄目なんだと思う。このあたり男女の違いかとも思うんですが。

 兼続は止めようって気がない。見届ける、もしくは一緒に行ってやるということになる。後者は2江戸城心中参照。でも幸村は兼続に死んで欲しいわけじゃないから、兼続を相手にするとすごく悲しくなる。
 幸村にとって一番堪えるのは兼続だろうなと思います。これじゃ2の話だ。でも兼続は鬱の方向性は2も今作もたいして変わりはないように見えました。桜は嫌いだけど桜みたいな幸村は好きなんだろ! という。

 止めない、という意味ではくのいちも同じですが、幸村は前しか見てないし、わりと誰よりもくのいちのことを忍として見てるので、堪えないんだろうな。くのいちは一歩後ろにいるから。

 お館様には怒られるけど、最後には「仕方ないのぅ」と笑ってくれることを幸村は多分知ってる。甘えてることも、甘やかしてしまっていることもこの師弟兼主従は分かってるけど、それが在り方だとも思ってる。
 お館様には沢山の事を教わった幸村ですが、根底のところ(信念とかそういうの)は、生来持ち合わせた最初から完璧なものなんでしょう。だからそこだけはさしものお館様の影響も受けなかった。

 全体的に、周りの人間が幸村に与えられる影響は、経験で得られたものしかない。だから基本的に幸村より年上である必要がある、気がする。ますます政宗には難しい話だ。

 あと何だか私のイメージだと、清正と幸村は似てる。三成だと「何でそうなる!」と思うことも、清正だと「ああ、なるほど」とか理解出来る気がします。幸村の理解度は清正>>>三成。時間も接触回数も関係なく、こればかりは相性としか言い様がない。左近あたりはそれに気付いてるんですが、三成は気付きたくない。幸村のことも清正の事も理解したいのに、三成にはそれが出来なくて幸村と清正はお互いに理解出来てるみたいで蚊帳の外。
 だってよく考えなくても三成と幸村って相性良くない気がします。幸村の一種異常な穏やかさと、戦場に代表される鋭さと現実感とのバランスが少しでも違っていれば、三幸って成り立たないんだろうなぁと思います。同時に清正の大人の部分が今より少しでも少なければ、(敢えてこう言おう)三清も成り立ってない…のかな。
 そんなわけで清正と幸村は相性がいい。三成や政宗みたいに、ぐいぐいと内に入ってこようとしない清正は、幸村には無自覚に好印象。左近の立ち位置と似てるかもしれません。左近や清正はこう、幸村の内と外のラインギリギリにいる感じです。左近はそれを見極めてるんですが、清正は無意識に選べる。清正から見る幸村像っていうのはまだ模索中ですが、単純に「感じの良いやつだな」だけでもいい気がします。

 あああ、話が幸村総可愛がり傾向に。私の宿命ですので着いて来られる人だけどうぞ。

 そんなわけで、家康と仲が良い、というか、上手い事家康に手綱を握られている、臣下に収まっている幸村が見たい。ものすごく穏やかな主従関係を築きそうです。
 出来れば大阪の陣幸村生存ENDが欲しいところですが、辛うじて真田が徳川方にいる小牧長久手のあたりでもいいかもしれません。一応寄騎しとけってことで徳川に派遣される幸村。臣下は皆大切だけど、若い幸村とか稲とかには戦場に出て欲しくないなーと思ってる家康とか。あと何となく信玄から預かってる、という意識のある家康。主のこころ臣知らず、幸村は忠勝と双璧で前線で活き活きと暴れますよ。そこで三成や清正とも邂逅だ!

 信長と幸村もアリだと思ってます。だって家康EDで、信長と幸村が同じフレームに収まるという奇跡が起きたのだもの! 接点作るとすれば家康を通してか、もしくは臣従の証に馬を献上したときに幸村が行ってひと悶着、みたいな展開かなぁ。人質生活もありでしょうか。対秀吉、家康と違って対信長の昌幸様の行動が想像し難いのが問題ですが…。
 わりと信長と幸村も気が合うと思うんですよね。

 あとはやっぱり関東三国志でしょうか。幸村は作中でもちょくちょく氏康と会話イベントがあって、それを見るとほんと年上ウケがいいんだなーと思います。手元に置いて成長を見守るのに最適の人材・幸村。
 信玄・謙信・氏康との絡みもおいしいですが、関東三国志には若武者編があるのも二度美味しい。偉大な師のもとで、切磋琢磨というかどつきあいというか和気藹々とする若手臣下たち。幸村、兼続、甲斐姫にくのいち、小太郎ですね。小太郎も氏康がいるとえらく可愛くなるので、何か敷居が下がった気がします。
 きっとそこに政宗と孫市が混ざる。関東に乗り込んできて、氏康あたりに軽くいなされて幸村とか兼続が相手することになる奥州の青年大名とそのお守。

 おかげさまで人生楽しいです。
 途中から話がずれた気がしますがこのへんで。
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