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2024年04月29日
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002nd#04「戦う理由」

2008年10月26日
 何か今回話が進んでないんですが、その分微妙なお笑い成分が散らばってたような気が。
 最大の成分はミスター・ブシドーです。だって笑うでしょう。普通に考えておかしいよ。いやでもこれは『ブシドー』の意味を知ってる日本人だからこその感性で、多分、普通の名前なんだなきっと、うん。

 ちなみに名前には笑うけれども、ブシドー氏は大変格好良くていらっしゃいました。だって00にあのままやられてたらカティさん死んでたよ! おいちょっとまて刹那って本気で思ったところに横からドーンって。私にはミスターブシドーがヒーローに見えたね(割とマジ)。
 グラハムミスターブシドーが「生き恥」って言ってましたけど、何かそれもキーワードっぽいなぁと一人で思ってました。ティエリアも多分、一期最終話後救出されたときは生き恥云々って考えてて、それがこの四年で変わっていたらそれはすごく素敵だと思うので、グラハムミスターブシドーも、刹那との手合わせ以外で、今の人生を生き恥と思わないようになるといいなと思います。そのあたり、カタギリ(甥)が結構キーパーソンだと思うのですけども。

 そのカタギリ(甥)ことビリーも、誤解の方向に突っ走るなぁ。一期から通して見ていた視聴者としては、この四年はともかく情報渡してたのは君の勝手だよ! と突っ込むところですが。スメラギさんの方が良い方向へ向かっている裏での、ビリーのこの動きは王道ですが燃えますねぇ。グラハムの面倒も見なきゃいけないと思うんですが(というか是非見て欲しい。それがビリーのケアにもなると思う)、スメラギさんとも和解して欲しいな、と。

 そのスメラギさんは、戦う理由を見つけられないことにどうにか折り合いを付けたって感じでしょうか。見つけたわけではないと思うんですよ。でも周りの(特にアレルヤの)戦う理由にあてられたというのもおかしいですが、それを助けたいという方向に向かったのではないのかな。
 彼女の戦う理由はエミリオではなく、最終的にはビリーに絡むのだと思う。個人的に。

 そのアレルヤは何であそこまでマリー好き好きオーラなのかが大変分かりやすく説明されたアバンでした。EDの風景は超人機関施設でも、特にマリーのところだったわけですね。
 彼も地味に周囲に影響を与えております。前回甘やかされたので、今回はスメラギさんを甘やかしに行ったかな、と。自分のこと語っただけですが、それって相手に特殊な位置を与えるある意味甘やかしってことだと思うんですよね。バーボンに懲りたらしく持参はワインでしたが。
 で、前回ノリノリでアリオス乗り回してるかと思ったら、やっぱり能力的には落ちてるらしい。ハレルヤが消えた=脳量子が使えなくなった=普通のパイロットレベルになったってことでしょうかね。じゃあ刹那とティエリアが伸びてたとしても、全体的には戦力減なんですね。ロックオンが先週「それでも心許ない」と言ってティエリアに睨まれてましたが、それはロックオン自身のことを言っているとしても、事実をついてたってことかな。ロックオンはまだ部外者なので、CBを客観的に見られるのかもしれないです。
 しかしマリー…かわいいな…。

 そのマリーもといソーマがいち早く出撃したことで、アロウズっつーかカティさんの乗る艦はどうにか助かった感じもあるわけですが、あの、少佐? って完全に参謀タイプでは。状況設定とか分析には向くけど、柔軟さが足りず、相手を過小評価するきらいがある。何故最初からMSを展開しておかなかったのかが謎なんですが。OPではカティさんの参謀っぽい位置にいるし、今回カティさんはスメラギさんの戦術に何か気づいたようなので、彼女たちの戦術戦には力一杯期待します!

 連想が切れました。

 粒子の圧縮率云々で、最強の盾だったGNフィールドが破られる展開が早々に来たわけで、ここから先トレミー大丈夫かなぁと常に心配しなければならなくなりました。ドックが浸水仕切る前に乗り込めて良かったっすね…。あの穴塞ぐのカレルですか。トリモチは出ないんですか。宇宙じゃないからですか。
 戦闘は水中せんだったせいかスピード感が今イチ。セラヴィーとアリオスのとりあえずトランザムが設定的切り札扱いでないことには、これから先ガンダムのギミックとかに期待が膨らむばかりです。
 っていうかセラヴィーのトランザム、主に背中の顔こわっ。
 00は実剣万歳ですね。珍しく00とアリオス、ケルディムとセラヴィーのバディでしたね。何か美味しいです…。

 刹那とマリナさんのところは台詞のテンポがあまり良くなくてあれだったんですが、その前のマリナさんの「助けてくれてありがとう」シーンもそうなんですが、マリナさんが具体的に何をどうしたいのかっていうのはいつ出てくるんでしょうか。来週か。
 戦う<>戦わないという対比として、マリナさんのこれからの行動はストーリー的にすごい目玉になると思うのですけども、それが見られるのはいつだ、来週か。
 マリナさんとティエリアが同じ画面にいてかつ会話しているというのは、妙に嬉しいものがあります。あのシーンでの選考基準は一体なんだ。刹那とティエリアとラッセとおやっさん……。マイスター代表とブリッジ代表と技術方代表か。最後の部門はもともと一人しかいませんが。
 あとミレイナには拍手を送りたい。みんなもっとツッコメよ! 即答の「違う」「違います」には笑ったけど。この路線で行ってほしいですけど! マリナさん的には、刹那は『守りたい』存在なんだろうなぁと思います。王女的にも、女性的にも。

 あ、戦わないと言えば沙慈、沙慈!
 働かざるもの食うべからず、懐柔されてますけど大丈夫か沙慈! ルイスが案の定多額の寄付でさらに入隊、なんてえらく不吉なコンボを喰らわせられてしまったので、ほんと頼むよ沙慈……。

 そういえば今日リボンズとリジェネがいませんでした。次回予告にはいたみたいですが、何かあの二人のやりとり見ないと既に落ち着かなくなってる自分がいます。

 ライル・ディランディも、ある意味普通の感性、というか視聴者目線に近いキャラなのだと思う。だからハロをポーンポーンやってたわけじゃないと思いますが。このハロの扱い一つ(多分気に入ってるんだとは思うけど)にも、兄弟で個性が出ててすごく面白いです。
 正直フェルトに叩かれて良かったというか、これはむしろフェルトの方が叩かないと見てる方がああどうしようと思うと言うか、ひっぱたいたことで『よし、フェルトは今のところ大丈夫だ』と思うところなんですが。
 私の感性では、ニール=ライルとトレミークルー達が混同してしまうのは良くないことで、そのあたりが特に心配なのがフェルトとティエリアだと思うのです。ニール≠ライルであることは視聴者目線からではこれ以上にない真実で事実であり、作中でも事実なのですが、そのあたり割り切れないのが心理と言うもので。それを今回、フェルトがライルをひっぱたき、ライルが「気づかせてやった」と言うことで、視聴者を安心させる側面があったんじゃないかと思います。うん、この子たちは(まだ)大丈夫、と思える。
 まあフェルトも完全に割り切れるにはほど遠いでしょうし、ライルはその後の「比べられちゃたまんない」という台詞でより一層不安を煽られるわけですが。ビリーじゃないですけど勘違い方向ルートのフラグが立ちました。リボンズ様じゃないですが対話が必要だよ。今のところ完全にお客さんなライルも、やっぱり仲間になると思うので。その対話のアンテナが、誰かな、と。フェルトかな、と。何かブレのブの字も見えない(ちょっとあったか)ティエリアかな、と。刹那はスルースキル高すぎ。アレルヤは何かスメラギさん担当と化してますし。
 フェルトにはティエリア関係でも期待するところがあるので、ちょっと期待背負わせすぎかなぁ。

 ブレない代表と思われていた刹那も、一回くらいブレればいいよと言いましたけども、早速ブレてきました。意外だった…。彼はもう、「戦わない道を選んだマリナを(陰から)守るために戦う!」と決意しているものかと思ってました。そう言えば一期でも夢にマリナさん出てきたじゃん…。あの「戦わなくていい」マリナさんは完全に刹那の願望だと思いますが、今回それに肉声が伴っちゃったからなぁ。
 マリナさんの「アザディスタンに来ない?」誘いも、今はまだ多分彼女のビジョンが具体的なものでないから、刹那は即答で断れたと思うんですが、マリナさんにも迷いがなくなり、ビジョンも明確になって、再度誘われたらどうなるか分からないなぁと思います。刹那の戦う理由は、まだマリナさんじゃないってことですね。勘違いしてた。
 来週のタイトル「故国燃ゆ」も、マリナさん決意の回なのかもしれませんが、刹那視点で見ても意味深だよなぁと勝手に思ってます。刹那にとってアザディスタンは正確には故国ではないんですが、それを故国と同等に思うようになってるとしたら……という予想ですが。

 それにしても今回、台詞のありなし、明確に示したり暗喩であったり、ほんと各人の「戦う理由」がそこかしこに埋め込まれてましたね。すごいな。
 明確(台詞有)組→刹那、アレルヤ、イアン、グラハム、ビリー、シーリン
 示唆的組→ロックオン、スメラギ、フェルト、ルイス
 これから見つけるぜ組→沙慈
 軍人だから当たり前だぜ→カティ、(これから迷う予定大いにアリ)→ソーマ
 よく分かりません→マリナ

 あえてティエリアを外したのは、またこの子よく分からないことを言いだしたな、と別に思ったわけではないですけども。演出が、またアレルヤとスメラギさんの会話をのぞき見したのかと一瞬びっくりしてしまいました。多分違う…アリオスを見上げるアレルヤを受けての台詞ですよ「戦う理由か……」云々っての。
 ティエリアにとってCBで戦うことは義務にも等しいものと思うんですが、言わずもがな、現在はそこにロックオン・ストラトスの存在が含まれているわけですよね。あれ、何かこれ前にも書いた。でじゃう゛。
 そのあたりが明確に台詞とかになかったので、敢えてティエリアもまだ「戦う理由」を見つけていない、と思っておきます。でないと今後ブレようがないんですが。
 過去と人間関係(CB以外のという意味で)のないティエリアにとって、仲間達の過去や他人との関わりの現場に立ち会うことはつまり成長の糧であって、だからこその一期アレルヤや絆だと思うし、今回刹那の横でマリナさんに会ったのも、アレルヤの独り言を聞いてたのも(これ定かではありませんが)、いちいち伏線なんだなーと思ってしまう。何ってイノベーター関連のです。
 単純に刹那(拾ってきた人)、ラッセ(進路決定を待ってる)、イアン(謎だけど最年長者だからかな)に混じってティエリアがいるのに燃えるって話でもありますけど! 指揮官は復活したスメラギさんで、リーダーっぽいのは刹那ですけどね!

 今日は書くことないなーと思ってたのにまた長く…。
 お付き合いありがとうございました。
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