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2025年02月23日
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ワンピースフィルム/ストロングワールド

2010年01月26日
 ストロングワールド見てきました!
 ものすごい満足感。私も大概ワンピ信者だと思いますが、これはDVD買うレベル。
 公開1ヶ月以上経ってますが、ネタバレなので一応続きで感想です。




 基本的に私はワンピースのノリと相性がいいので、今回の映画に関しては不満がほとんどないです。なので点数甘めかも。
 ちなみにアニメは初期のころは見てましたが、朝に移動してから見なくなってます。映画はこれまでの九本、まったく見たことがありません。

総評:
 エンターテイメントとしては最高の出来。
 スピード感とテンポ重視。個々の戦闘は短めですが勢いがあるし、希望の見えるラスト、冒頭とオープニングの掴みが良い。ナミなんかがエロ可愛いけどいやらしさは無し。作画も高レベル安定。

 実を言うと、ルフィが登場するとまず泣きたくなります。なんだろう、主人公の貫禄? やっぱり他キャラと格が違うんですよね。ルフィなら助けてくれる、ルフィなら救ってくれる、ルフィなら何とかしてくれる。登場するだけでこう思わせるキャラってすごい。ルフィ自身の魅力と、これまでの実績ですね。
 実際、ナミがまず最初に「ルフィ!」って呼ぶのがいい。このあたりは、今作品全体通してそうなんですけど、アーロン編を踏まえないと色々目減りする。単発で見てもエンターテイメントとしては充分すぎますが、やっぱり原作56巻の流れの一つとしてみると、いろいろなところに感動できます。
 正直あらすじを見ただけでは、またナミが……けなげ系かよ……と思ってた。ED直前までずっと思ってましたすみません。修行が足りなかった。ルフィにすっかりシンクロしてた。いや別に怒ってはなかったですけど。仲間を助けるために自分が犠牲になるって、麦わら海賊団のあり方として何かちがくね? と思うのです。スリラーパークでゾロがルフィの痛みの肩代わりをしたのとは違うんですよ。ナミとか、ウソップとかチョッパーは戦闘要員じゃない、というか『強さ』を体現してるキャラじゃないから、自己犠牲の見せ方が違うんだ、と思ってる。
 だから最後に「助けに来て」と言えたのはナミと、麦わら海賊団全体の成長であり、シキの度量のでかさを表した上手い台詞なんじゃないかなーと思います。ナミは「死んでも助けにきて」って言ってるんだからすごい。自分の意思でかける命はルフィの肯定事項であり(否定事項は、本誌で展開中のエースの事例など。問答無用で他に奪われる命=処刑とか、他者からの強要)、それを受け入れることの出来るナミたちと本当に信頼で結ばれてるんだと思わせてくれました。突き詰めると恐い関係だけどすごいと思います。

 細かい事言い出すとキリがないので、とりあえずそのあたりと、最初から観客を引きつけて離さないつくりを絶賛しておきます。冗談じゃなく2時間があっという間でした。
 っつーか正装かっこいいわー。原作じゃルフィやゾロなんかは絶対銃なんて使わないでしょうが、映画版だからこその特別感がすごくいい。これぞエンターテイメント、なんじゃないのかな。
 あとサンジ。いつもの通りなんですけど、間違いなく輝いてた。ゾロは根っこがシリアスだけど、サンジはギャグですよねー。本人大真面目なんだろうけど。
 ロビンの私服眼鏡が超かわいい。
 ED最後の白ひげとエースとシャンクスは、本誌の展開も見てね! ということだと受け取ったので、今週WJ読んでみました……すごい盛り上がりだなぁ。

 唯一残念な事。
 クリーチャーに対するフォローがなかったことが。特にビリー。あれだけ活躍しといて、その後どうしたとか欠片もないのがほんとに残念。EDのひとコマで、ビリビリやってるコマがあるだけでも違ったのに。

 あと映画館に残念な事。
 映画館って、そりゃ静かにするものなんですけど、笑うのも憚られる雰囲気が残念。家で誰に憚ることなく見たいです。
 それとメインターゲット層に見合った予告編を編集するべきでしょう配給会社は。私が見た回はお子様が一組か二組くらいしかいませんでしたが、それでも、ねぇ。エログロはまずいと思う。っていうか居た堪れない。
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