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2024年05月15日
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銀魂ブーム

2010年05月12日
 実はここ1年くらい銀魂新刊買ってなかったので、大人らしく買ってなかった分ごっそり大人買いしてちょこちょこ読んでたんですが、びっくりした。最近の展開すげぇな。
 銀魂は、1,2話読みきりのギャグパートの方がいいよね、って2年くらい前に弟と言ってて、長編はわりと微妙なんだよなーと確かに思ってたんですが、読み返してみるとそんなこと全然なかった。っていうか紅桜編がすごく良く出来てるんだな、と。あとたまが出てくるやつと、きららちゃんとうららちゃんのやつ。動乱編はトッシーがあれなので、ちょっと下がるなぁ。柳生編もすごくいいけど、戦闘がちょっと冗長。吉原編は、鳳仙を倒す過程が、ちょっと納得「させられた」感じがする。
 で、月詠さんと師匠の話からこっち、あれそろそろ最終回? って感じに銀さんの内面諸々の伏線回収が始まってて、あれなんかこれ最終回? 銀さんが主人公な限り、銀魂のラスボスは高杉だと思うんですが、オチが読めねー。何が読めないって銀さんが読めない。多分日常に消え行く系のエンディングだとは思うんですけど。

 しかし、銀魂は戦闘能力が上手い具合に飽和してると思う。最後に負けないのは銀さんだけど、それがイコール最強かというとそうじゃないあたりが。

 あと、各キャラに人生悟らせるのが上手すぎる。
 沖田スキーなので彼に焦点絞って言うと、沖田がわりと中心近くに据えられてて、それなりにキャラ観見せられてるのって、煉獄関→ミツバ編→動乱編→(監禁話)→六角事件だと思うんですけど、六角事件にびっくりした。
 時系列的には、六角事件って一番最初の話じゃないですか。当時十六歳。そこであれだけ完成してるんですよ沖田は。そう言う意味では煉獄関が納得ですが。ミツバ編で一皮むけて、動乱編のあの迷いのなさ、監禁話で土方さんとの現在の関係、って単純な話じゃなかった。空知先生すごいわ。

 キャラの関係性で言うと、万事屋面子は時系列と話数が一致してるから、積み上げられているものが、話数ごとに分厚くなっているのが分かってすごい。そこに銀さんのわりかし複雑な内面と過去が絡んでくるから時々鳥肌たつわー。完璧子ども扱いだけど。銀さん完全に親目線だけど。
 万事屋と真選組の三人も結構対比っぽいなと思います。銀さんと近藤さんが立ち居地は同じですが、鏡合わせなのは銀さんと土方さんでしょ。この二人良く似てんのに、銀さんが新八・神楽を見る目線と、土方さんが沖田を見る目線が間逆なのが面白いところです。土方さんは自分のことで一杯一杯なんだな。銀さんより年下なんだなーとこんなところで思う。土方さんより銀さんの方が沖田に対して能動的だもんなー。大人の余裕。

 ちょっと話は外れますが、沖田→神楽目線は、沖田の実質的保護者である土方さんより銀さんのそれに近いと思う。今現在の扱いは土方さん寄りですけど、根底にあるのはね。
 神楽がもう少し大きくなったら立派に少女漫画やれる。銀さんと沖田の間で揺れる権利がある、神楽は。
 それを思うと、銀さんとお妙さんは何でくっついてないの? と真面目に思うことが時々あります。紅桜編とか。

 で、沖田の行く末は銀さんかそれとも高杉か。若いっていいよね…。
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